元格闘家の須藤元気氏(44)は6日、今月22日に公示が見込まれる参議院選挙で「どこの政党の誰を応援するか」について初めて言及した。

 須藤氏は昨年の衆院選最終日、山本太郎氏が率いるれいわ新選組を応援して話題を集めた。今夏の参院選では、山本氏自らが東京選挙区からの立候補を表明している。

 一方でプロレスなど格闘技の振興を議論する超党派「格闘技振興議連」(馳浩会長)では、須藤氏とともに活動中の自民党・今井絵理子氏が改選を迎え、事務所開きを行っている。

 れいわと自民は、掲げる政策が真逆であることもしばしば。それゆえ須藤氏はこの2党を含めて、どこの政党を応援するか、まだ悩んでいるという。

「僕自身、消費減税については前から言っていて、積極財政に切り替えないと国民が疲弊します。消費減税が一番、効果的だと思うので、それを掲げる政党を応援したい気持ちはある。あとはワクチン問題で後遺症や副反応で苦しんでいる人がいる中で、救済措置を取っていかなきゃいけません。だが、与野党ともワクチン問題に関してはトーンダウンしている印象です」(須藤氏)

 すでに著名人候補者たちから応援が頼まれているかについては「(選挙を応援してくれないかと)声はかけてもらっていますが、検討中です」と語った。

 現在、無所属で活動中の須藤氏は、3年後の参院選で改選だ。その時、与野党の政党から立候補の打診を受けることが予想されている。

 須藤氏は「無所属だからできることがあります。空気を動かす立場になっていたいなとは思っています。でも、やっぱり政党政治なので、一人(でやれること)には限界があります。勝負しなくはいけない時は必ず来ます」と語った。