ユーチューブ番組「令和の虎CHANNEL」を主宰する元〝マネーの虎〟で、会社経営者の岩井良明氏が1日、公式チャンネルを更新し、「令和の虎」に出演していた社長らが賭けポーカーで警視庁に書類送検されたことに緊急配信でコメントを発表した。

 警視庁の調べによると、書類送検されたのは男性14人とディーラーの男女2人。昨年10月から今年2月にかけ、東京・新宿のマンションなどでポーカー賭博を行った疑い。
 
 2月に「令和の虎」出演者を含めた20人以上の収支一覧が記された参加者リストがネット上に流れ、人気学習塾「武田塾」を運営する「A.ver」の林尚弘氏やトモハッピーこと斉藤友晴氏らは違法行為を認めて、謝罪。林氏は塾長と代表取締役社長の辞任していた。「令和の虎」は配信を一時停止していたが、3月から再開。関与が取りざたされた〝虎〟は出演させない措置を取っていた。

 岩井氏は「正直申し上げると6月1日にトモハッピーさんが番組で復活する、とSNSにあげて、11時30分に最初の動画をあげようとしていた4分前に(書類送検の)記事を知って、急きょ止めた。このタイミングで動画を配信するのはよろしくないとご意見が圧倒的に多かった」と話した。

「ただ新しい事件が起きたわけではない。書類送検されるのは念頭にあった。その後、起訴されるかどうかが大きな問題としてあるが、分からない部分がある。それをズルズルと待っていても仕方のない判断もあって、悩んでいたが、自分の責任として復活することを進めていた。ただタイミングがタイミングだけに(報道の)当日に復活!とやることは、人としていいことではないなと。いったん止めます。皆さんがこれに関し、どんな意見を持っているか正直に聞いてみたい」と説明した。