都市伝説信じスーパーカーで首都高速を暴走

2015年06月27日 06時00分

 1台数千万円するスーパーカーで制限速度を100キロ以上超えて首都高速を暴走したなどとして、警視庁は25日、道交法違反(速度超過)などの疑いで、スーパーカー愛好家グループの20~56歳の男性会社役員ら計7人を書類送検した。

 警視庁によると、7人は、1台3000万~5000万円するフェラーリやランボルギーニなどを所有。調べに「スーパーカーなら取り締まりの対象にならないだろうと考えていた」などと供述しているという。

 書類送検容疑は昨年11月、東京都内の首都高速道路を、制限速度を109キロ超える時速189キロで走行したり、ナンバープレートを付けなかったりした疑い。容疑者らはなぜ「スーパーカーなら取り締まられない」と思い込んだのだろう。都市伝説的には「高級車は取り締まりを受けにくい」というような話がある。高級車はヤクザや政治家などが乗っており、後々面倒だから警察が見逃すという都市伝説だ。

 しかし関係者は「速度違反では乗っている人まで確認しませんし、駐車違反では乗っている人が不在ですから、ヤクザも政治家も一般人も関係ない。ただ政治家もヤクザも腕のいい運転手が運転しているので、検挙されることはほとんどない。いずれにせよ、高級車の違反をあっさりと見逃したら、市民から通報され、警察官が処分されるのでありえない」と指摘する。

 また「スーパーカーなど車高が低い車はレッカーされない」という都市伝説もある。レッカー移動の際、車体を傷つけることになり、後々面倒だという根拠らしい。「警察官立ち会いでレッカーしますから、器物破損は適用されないでしょう。違法行為をしたのが悪いとして、補償問題になりません」とレッカー関係者。

 スーパーカーは取り締まられないという誤解は、街中を走っている車のうちスーパーカーはごくわずかのため、普通の車に比べ、取り締まられる数が少ないというだけだろう。