立憲民主党の小川淳也政調会長(51)は21日の会見で、れいわ新選組の山本太郎代表が衆議院を辞職して今夏の参院選に立候補することについて言及した。

 山本氏は今月15日に細田博之衆院議長宛に議員辞職を提出。その後に開いた会見で参院選出馬を表明し、選挙区からの立候補に含みを持たせている。

 小川氏は「複雑な思いです。覚悟や決意が伝わる極めて大胆な行動」とした上で「衆院の議席も軽いものだな、ということも感じた」と語った。

 立民内では小川氏のこの発言を受けて「国権の最高機関が軽んじられたという意味で言いたかったのだろう」と支持する声が上がった。

「山本氏の辞職は衆議院比例なので、れいわの候補者が繰り上げ当選できて議席が維持できますからね。人気のある山本氏が衆参で辞職、立候補を繰り返せば、れいわの議席が増えるわけでしょう。仮に山本氏が今度の参院選で選挙区から出れば、われわれにしわ寄せが来ます。小川氏が立場上、批判したくなるのも理解できます」(立民議員)

 小川氏は来月中にも参院選公約を発表する予定だ。