今夏の参院選で日本維新の会から比例代表候補として立候補を表明した元陸上選手で熊本県議の松野明美氏(54)が19日に取材に応じ、熱い思いを激白した。

 この日、都内のホテルで行われた維新の参院選公認候補者の写真撮影会に出席。22日に熊本県議会に辞職願を提出し、参院選に向けて準備をしている。

 スポーツ界から政界進出したのは、アントニオ猪木氏、石川県知事の馳浩氏、さらにはスピードスケートと自転車競技で活躍した橋本聖子参院議員などがいる。

 松野氏は「私たちの時代は『根性、根性』の練習をして試合に出ていましたが、今はデジタルの時代です。デジタルをもっと使えば世界に通用する選手がもっと作れて、子供たちの夢につながります。(スポーツ界出身の国会議員は)今まで何をしていたのかと思いますよ」と語る。

 参院比例選挙区では「SPEED」元メンバーで自民党の今井絵理子氏が改選を迎える。新人では漫画「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などのヒット作で知られる赤松健氏が立候補を表明し、話題を集めている。松野氏はどんな選挙戦を行うのか。

「(他党の著名人候補者には)絶対、負けたくないです。しかし、初めての国政選挙なので全国の有権者に私の政策をどう訴えていったらいいのか、不安があります。現役時代にぶっ倒れるまで小柄なマラソン選手として走っていた私のことを思い出してくれたら、うれしいと思っています」

 松野氏は国会議員バッジをつけられるか。