自民党の高市早苗政調会長(61)は6日の党本部で行われた会見で、茂木敏充幹事長、福田達夫総務会長、遠藤利明選対委員長と今後のスケジュールを共有する「お茶会」の様子を披露した。

 お茶会は茂木氏の呼びかけで先月30日にスタート。茂木は年金生活者に1人当たり5000円を臨時給付するプランをめぐり、高市氏の猛反発を受けた。その後、「両者がギクシャクした」と伝わっていた。

 茂木氏はこの日、高市氏が好みだという「いちごのショートケーキ」を都内有名店から用意したという。

 高市氏は「そもそも福田総務会長がお茶会というところから始まった。茂木幹事長は打ち合わせ会と思っておられて、先週はペットボトルが出ていました。私たち女性が思うお茶会とは何か。紅茶やクッキー、ケーキなどを想像していたので、その落胆はした」と振り返り、「今週は幹事長にご配慮いただき、私の好きな生クリーム系のケーキとアイスコーヒーが出ておりました」と明かした。

 気になるお茶会の内容については「いろいろスケジュールがタイトになっています。物価高、原油価格高騰に関する対策を急がなきゃいけません。参院選の公約作りも大変な作業です。それらと政府の整合性を持たせなければなりません。骨太に向けた議論を進めるスケジュール感について話しました」(高市氏)

 同党4役は諸問題に向けて再スクラムを組み直せた格好だ。