反捕鯨のシー・シェパード 日本に賠償金も…東京五輪でのアピール計画中

2015年06月14日 10時00分

 調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所などが、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」に対し、南極海における妨害活動の永久的な差し止めを求め、米国で訴えていた裁判で、SSが賠償金を払うことで合意した。米国の裁判所は妨害行為を差し止める仮処分命令を出していたが、SSは妨害を継続。合意により255万ドル(約3億2000万円)を7月1日まで日本鯨類研究所などに支払うことになる。

 政府関係者は「日本の司法ならSSは無視しかねないが、SSに寄付する人が多い米国の司法には逆らわないでしょう。すでにSSは南極海から手を引き、ノルウェー周辺で反捕鯨活動を続けています」と歓迎する。

 ノルウェーも捕鯨国。日本から遠く離れた土地での活動を余儀なくされることから、日本の捕鯨文化に対するSSの攻撃が終わるかと思いきや、そうではないという。

「SS関係者のSNSを調べてみると、2020年の東京五輪でアピールしようと考えていることがわかります。国際的な大イベントに便乗して、自分たちの主張を広げるというのは考えられること。鯨を食べる日本人は野蛮だとでも言うのでしょう」(前出の関係者)

 東京五輪といえば、セーリング競技の会場が神奈川・江の島に変更になった。SSが船でやって来ることはないのか。

「さすがに近づけないようにするでしょうし、そんなことがないようにSSの動向を関係機関がチェックしますよ」(同)

 東京五輪に悪影響が出なければいいが…。