石川県知事選(3月13日投開票)の最初の選挙サンデーとなった27日、元文科相の馳浩氏(60)の街頭演説会に新日本プロレスの棚橋弘至(45)と自民党の小泉進次郎元環境相(40)が応援に駆け付けた。

 金沢市の香林坊アトリオ前で開かれた演説会に馳氏・棚橋・進次郎氏のトリオが実現した。トップバッターを務めた棚橋は「馳さんはプロレスラーを経験したからこそできることがある。県民のみなさまのご意見を全身で受け止めて、それを解決していく。必ず県政のためになります」と馳氏を推薦した。

 バトンを受けた進次郎氏は「まさか棚橋弘至さんからマイクを受け取るとは思わなかった。私もプロレスファンとして、棚橋さんと会えてうれしい。一緒に檀上にいるのが信じられない」と感激の様子だ。

 さらに進次郎氏は「子どものころ、プロレスが好きで、馳さんが大好きでプロレスを見に行きたかった。オヤジ(純一郎元首相)に言ったら、チケットを取ってくれたのは森元総理(喜朗)でした。石川つながりって、すごいなと」と思い出話を披露した。

 馳氏の人柄を絶賛した進次郎氏は得意のご当地ネタも忘れない。

「石川県の地図を見ていて、能登半島が日本海に突き出ていて、この形は馳さんのガッツポーズだと思った。知事になった馳さんをイメージしてください。実行力、実現力、発信力を生かして、埋もれていた石川の魅力を全国に発信してくれます」とプッシュした。

 強力な応援弁士2人の演説を受け、馳氏は「石川県にこういう盛り上がりをもっと、もっと、もっと、つくっていこうじゃないですか。石川県にはどこにもない魅力がたくさんある。皆さんにも一緒に盛り上げてもらいたい」と訴えていた。