元厚労省官僚が緊急事態宣言に私見「経済の痛みは2~3年後、すごく来る」

2022年01月15日 17時11分

世界的にも感染爆発している(ロイター)
世界的にも感染爆発している(ロイター)

 元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏が15日、読売テレビ「あさパラS」に出演。オミクロン株の感染拡大に伴う緊急事態宣言の適用についてコメントした。

 東京都の小池百合子知事は、病床使用率が20%になった段階で「まん延防止等重点措置」を、50%になった段階で緊急事態宣言の発表について要請を検討するとしている。また、病床使用率が50%に近づいている沖縄県の玉城デニー知事は、緊急事態宣言の要請には慎重な姿勢を示している。

 中野氏は「経済に関して言うと感染は怖いんですけど、経済の痛みはたぶん誰も実感してないと思います」と指摘し「税収も伸びてますし、倒産件数も史上最低ぐらい少ないですし、失業率も瞬間風速で3・1ぐらい。結局、無利子融資みたいなやつとか、雇用調整助成金とかそういうものでごまかしてるだけなんで、緊急事態宣言はいいんですけど、この経済の痛みは2~3年後、すごく来ると思います。『経済と天秤』とよく言うけど、経済の痛みは感染症の痛みに比べて誰も実感してない思う」と私見を述べた。

 MCのハイヒール・リンゴが「(2~3年後の痛みとは)増税ということですよね?」と問うと、中野氏は「増税もそうだし、失業もそうだし、物価高も今来てますから、まとめて2~3年後大きなのが、この痛みは全部来ると思います」ときっぱり。

 その上で「それを考えた上で緊急事態宣言は出してほしい。確かに感染率は高いですよ。だから重症者が増えれば怖い。高齢者さえ抑え込んでしまえば、高齢者の人さえ早くワクチン打ってしまえば、なんとか抑え込めるのであれば、社会・経済を回した方が、今回は絶対いいと思います」と持論を展開した。

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