東京・武蔵野市議選に出馬している無所属の下田大気氏(38)は19日、父親の作家・志茂田景樹氏(75)と吉祥寺の商店街を練り歩いた。志茂田氏は初日から最後まで父子鷹態勢で応援し続ける。


 下田氏ら父子が商店街に現れると、お店の客から「がんばって」と声をかけられる。やはりド派手な父親の知名度はまだまだ健在だ。


 下田氏は「いてくれるだけですごくうれしい。親子の集大成というか、10代、20代は迷惑かけて、30代でカリスマタクシードライバーとして成功して恩返しできるようになったので、その流れで。父親も7日間戦ってくれます」とニンマリ。


 志茂田氏は同行するだけでなく、マイクを握り演説している。志茂田氏は「朝8時から夜8時までずっとやりますよ。息子の応援はひょうたんから駒という感じで、面はゆい。でも、武蔵野市から児童館をなくさないために、本気で応援しています」と語る。


 下田氏のマニフェストは武蔵野市から桜堤児童館をなくさないこと。


「唯一ある児童館の存続活動をして市政に問題提起したい。私もあの施設で育ったし、『困ってしまう』というお声もいただく。手応えはひしひしと感じています」(下田氏)


 父子鷹の目的は達成できるのか。