オフィス街のランチタイムが騒然となった。警察官やSPが歩き回り、路地にはバリケードまで。来日中のミシェル・オバマ米国大統領夫人(51)が19日、東京・神田にある居酒屋「UZU」に昼食に来たのだ。

 この店は安倍昭恵首相夫人(52)が経営しており、安倍晋三首相(60)の地元山口の郷土料理を提供している。午後0時20分ごろ、狭い路地にある店にごつい車で乗りつけたミシェル夫人は、昭恵夫人に出迎えられて、約20席の隠れ家的居酒屋に入店した。

 1時間40分ほどでファーストレディー同士の昼食会は終わり、ミシェル夫人は再びごつい車で走り去っていった。以前、バラク・オバマ大統領(53)は「すきやばし次郎」ですしを堪能したが、ミシェル夫人は何を食べたのか。

 昭恵夫人は「この店で普段、出しているものを召し上がっていただきました。山口県産のひじき、豚肉です。ほかに山口県で作っているキャベツや、私が作ったおみそも。『すばらしい日本の食材ですね』とおっしゃっていただきました」と話した。

 中でもミシェル夫人が喜んだのが、しいたけ。

「しいたけをおだしごと召し上がっていただきました。『これは抗酸化作用がある』と言ったら喜ばれていました」(昭恵夫人)

 結構なことだが、それで終わらないのが昭恵夫人だ。報道陣らに「みなさんもぜひお店に来てください」と宣伝。報道陣が店内のスタッフに内観やメニューの撮影を願い出たが、スタッフも「それはお客様として来ていただいたときで」とオーナーにならった。

 政府関係者は「2012年にオープンして、いつまで続くか心配されていました。でも、評判は悪くないみたいですよ」。首相夫人が自分の店で要人を接待とは前代未聞。ミシェル夫人効果が狙いだった!?