有名鉄オタ「一番乗りのササキ様」乗車券転売逮捕は見せしめか

2015年02月07日 09時00分

 鉄道の一番乗り乗車券を数千枚も所持している有名鉄道オタクが、チケットの転売で捕まった。警視庁生活安全特別捜査隊は5日までに、人気臨時列車「ブルートレイン信州号」などの指定席券6枚を転売目的で購入したとして、東京都迷惑防止条例違反(常習ダフ屋)容疑で、品川区豊町の無職佐々木祥行(47)と、同居する派遣社員津覇みどり(44)の両容疑者を逮捕した。佐々木容疑者は容疑を認め、津覇容疑者は否認している。

 調べでは、2014年8~9月、JR大崎駅の窓口でブルートレインなどの指定券6枚を転売目的で3120円で購入し、インターネットオークションで3人に約11万3000円で転売した疑い。長野県のJR富士見駅の開業110周年記念で、昨年9月28日に1日限りで運行したブルートレイン信州号の指定席券は2枚1040円のものを6万円で千葉県の男子中学生(13)に転売した。

 チケット転売はチケットショップなどで行われているが、なぜ逮捕されるのか。都迷惑防止条例には「乗車券等の不当な売買行為(ダフ屋行為)の禁止」があり、転売目的で乗車券などを買うことを禁じている。本当に乗車券を必要としている人に渡らなくなるのを防ぐためだ。

 佐々木容疑者は鉄道マニアやメディアの間で有名人だった。

「通し番号1番の記念乗車券を数千枚所有しており、『一番乗りのササキ様』として有名。東京メトロ副都心線開業記念で新宿三丁目駅で限定1万枚発売された1日乗車券も3日前から並び、一番乗りで『0001』の刻印をゲット。去年、東京駅で発売された東海道新幹線の開業50周年記念で2万セット販売された記念入場券も『0001』でした」(同)

 最近、コンサートチケットでも、必要としている人が入手できず、ネットでの転売が問題になっている。有名人の佐々木容疑者の逮捕には見せしめの意味もあるのかもしれない。

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