偽造「妖怪メダル」にご用心!

2015年01月30日 11時00分

これは本物の「大吉メダル」

 両親はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんも要注意――。神奈川県警伊勢原署は28日、アニメやゲームで子供に人気がある「妖怪ウォッチ」の関連グッズ「妖怪メダル」の複製品をインターネット上で販売したとして、著作権法違反の疑いで大阪府の無職男(27)を逮捕した。大人気の妖怪メダルは希少価値のあるものは中古取引店で1枚14万円もの価値があるといわれる。かねてその存在が指摘されていた偽造をめぐっては、中国人犯罪グループの存在が浮上している。

 伊勢原署が逮捕したのは東大阪市の無職大坂恒平容疑者(27)。41都道府県の約240人に販売し、約75万円を売り上げたとみている。大坂容疑者は「昨年7月ごろに大阪府の路上で中国人から買った」「ギャンブルに使う金が欲しかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年10月、インターネットオークションで東京都稲城市の女性らに、キャラクターのシールを貼ったメダル計4枚(計5000円)を販売した疑い。

 妖怪メダルは、カプセル入り玩具販売機で購入したり、ドリンク類のおまけとして入手できる。基本的に1枚100円。裏にQRコードがある。デパートや家電量販店に設置されている「おみくじ神社」というゲーム機で同コードを読み取り、妖怪とのバトルで勝利すると、レアな「大吉メダル」をゲットできるチャンスがある。

 家電量販店、デパートで貴重な「キャンペーンメダル」が販売されることも。大吉メダル、キャンペーンメダルよりもレアな、抽選で数千人にしか当たらない「レジェンド妖怪メダル」も存在する。

 マニアは「希少なおもちゃを扱う中古ショップでは、大吉メダルは1枚数百円から数千円。レジェンドメダルになると、1枚9万円とか14万円の値段がついているものまである。ビックリマンシールのように、コレクターの収集、投機対象になっています」と語る。

 そんなコレクターや、孫から「レジェンドメダル欲しいよー」とせがまれた高齢者が、高額であってもネットオークションで購入するわけだ。しかし、ネットオークションの常で、偽物も多い。

 中国人ジャーナリストは「これまで偽造パスポートや偽造免許証などを作っていた中国人犯罪グループが、フィギュア職人にメダルの型をとらせ、キャラクターシールを偽造したり、偽妖怪メダルを作っているということです。偽造パスポートを作る技術があればシールの偽造なんて簡単で、見分けのつかないものが作れる。レジェンドの巧妙なニセモノがネットオークションでは3万円で売れるそう。偽造パスポートが5~20万円で需要が少ないのと比べると、メダルは簡単なしのぎになっている」と明かす。

 メダルの裏面のQRコードが反応しないことで偽物と発覚するケースが多いというから、要注意だ。