海外旅行エサに金塊密輸の片棒かつがされる日本人女性急増?

2015年01月20日 11時00分

 日本に金塊を密輸する動きが加速しているようだ。20代女性のAさんは昨年、知人男性から不思議な話を持ち掛けられた。「香港か韓国のカジノに行って遊んでみないか? 旅費もお小遣いも出す」

 ただし、条件があった。金塊を日本に持って帰ってくることだ。「『日本人の女の子なら、こっそりと金塊を持ち込める』と言われたんです。カジノで遊べるのならいいかなと思ったけど、都合がつかなくて結局実現しませんでした」(Aさん)

 この男性はAさんの遊び仲間。男性はAさんのほかにも複数の若い女性に同様の話を持ちかけていたそうだ。すでに犯罪に巻き込まれた人がいる可能性もある。

 裏ビジネス事情通は「消費税のない香港などの地域や国で金塊や地金を入手して、日本に密輸。その後、日本で消費税分を加えた値段で売却する。脱税の一つの手法だ」と語る。

 実際、福岡県警は昨年末、金塊約4キロ(約1800万円相当=当時)を携帯品に隠して密輸しようとしたとして、関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで、いずれも暴力団幹部の男2人を逮捕した。県警は、輸入時に課される消費税約145万円の支払いを免れようとしたとみている。消費税が5%から8%になり、利益が増えるということで、密輸も増えつつある。

 さて、Aさんに密輸をそそのかしたのは何者なのか。「たぶんヤクザではないけど、貸金をやったり、昔は愚連隊のような悪い仲間と遊んでいた人」(Aさん)

 グレーな仲間たちと悪巧みでもしていたのだろうか。先の事情通は「カジノで遊ばせるというのも気になる。カジノもグルということなのだろうか。旅行と遊びに誘惑されて犯罪の片棒をかついでしまう女も増えるだろう。タダより怖いものはないことを心に刻むべし」と警告する。今後、消費税が10%になれば、当然ながら密輸は増加の一途をたどる。最近は金の価格も国際的に高値をつけている。密輸に目の色を変える人々は消えないだろう。