また京大学生寮を家宅捜索の謎

2015年01月09日 16時00分

 大阪府警は8日、中核派系全学連副委員長の京都大学生、作部羊平容疑者(23)の逮捕に関連して、京大学生寮「熊野寮」を家宅捜索した。この学生寮は昨年11月にも警視庁が家宅捜索したばかりだった。

 作部容疑者が逮捕されたのは昨年12月30日のこと。午前4時半ごろに大阪府吹田市にある関西大学キャンパスに侵入。ITセンターという建物にいたところを警備員が発見し、建造物侵入容疑で逮捕されていた。取り調べに「何も話すことはない」と黙秘しており、全容解明のため中核派の拠点とされる学生寮を調べることになった。

 こんな早朝に関大で何をしていたのか。公安関係者は「関大は中核派の拠点ではありません。誰かと待ち合わせをしていたというのも考えにくいですね。こんな時間に勧誘でもないし。意味が分からない」と首をかしげる。

 作部容疑者は中核派の中では名の知られた存在だったという。「数年前に中核派学生が京大の中で、休眠状態だった学生自治組織を復活させたことがありました。自称してるだけですが、とにかく活動をしている。その功労者として作部は機関紙にも取り上げられたことがあります」(前出関係者)

 熊野寮の主導権を中核派学生が握っているとの報道もあるが、実際はそのような状況にはなっていない。「主導権を握るほど中核派学生の数はいません。それだけに建造物侵入で寮の家宅捜索になったことに驚きます。ただ逮捕しただけではニュースにならないので、家宅捜索をしてニュースにしようとしたのではないか。仕事やってるってアピールですよ」(同)

 学生寮捜索は恒例行事になってしまいそうだ。