コロナ禍で人気「銭湯黙浴」の実態 親子連れは?若者グループは?

2021年08月17日 11時30分

コロナ禍で銭湯が人気に
コロナ禍で銭湯が人気に

 気軽に旅行できないコロナ禍で、手っ取り早いレジャーとして盛況なのが銭湯だ。近年のサウナブームも手伝って、ことサウナ付きの銭湯は週末ともなればかなり混んでいる。感染防止対策として、どこの銭湯も客に「黙浴」をお願いしているが、その実態は?

 サウナ愛好家のことを“サウナー”と言うが、「サウナーの聖地」と呼ばれる埼玉の老舗施設を7月半ば、初めて訪れた50代男性はこう話す。

「平日の昼間から本格的サウナーでゴッタ返していた。大半が1人客だから、黙々とサウナ→水風呂→外気浴の繰り返し。そんな環境だと友達同士の若者グループも、声のトーンは抑え気味だね」

 東京の銭湯は、今月1日から入浴料が10円値上がりして480円に。同日、リニューアルオープンした中野区の銭湯の様子も聞いた。

「入り口には常時、行列ができていた。男湯には20人以上入れるサウナがあり、風呂場も人がひしめいていたが、みんな驚くほど静か。親子連れや若者グループもひっそり。今年初め、中野や新宿区内の銭湯で、黙浴をめぐり客同士がケンカし、警察沙汰になったと聞いたが、最近は客のマナーも向上しているのかも」

 ただSNSやネットで「オススメ」と紹介されているサウナ付き銭湯は、マナー知らずの若者たちが騒ぐこともあるとか。内風呂も露天風呂も全て天然温泉という、品川区にある人気銭湯の常連客が眉をひそめる。

「7月末の週末、夜に行ったら20歳前後の若者の集団が何組もいて、浴槽のへりや露天で大声で会話。店員が『女風呂から苦情がある』と言って、黙浴をお願いしていた」

 規模の大きいスーパー銭湯では、施設側が客をコントロールするのはより難しくなる。

「埼玉で人気のスーパー銭湯は露天が広くて外気浴用のイスも多く、若者で大にぎわい。従業員が定期的に巡回し、プラカードと拡声器で黙浴をお願いしている。その瞬間は静かになるが、すぐに元通りになる」と前出の男性は明かした。

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