反イルカ漁のシー・シェパード 今年は「反マグロ漁」活動?

2015年01月05日 11時00分

 過激行動も辞さない環境保護団体「シー・シェパード」が、本格的に反マグロ漁の活動を展開するという。シー・シェパードといえば反捕鯨と反イルカ漁の活動をしており、日本の捕鯨関係者からは“エコテロリスト”と呼ばれるほど過激だ。

 政府関係者は「シー・シェパードの関係者が『2015年はマグロだ』と話している。確かにマグロは世界的に数が減っていて、過去にシー・シェパードは地中海でクロマグロ漁の妨害をしたこともある。今年はクジラやイルカ以上に反マグロ漁で活動してきそうだ」と危惧している。

 シー・シェパードは捕鯨やイルカ漁の伝統を持つ和歌山県太地町に出没。昨年9月に、イルカの追い込み漁が解禁されたときにも姿を見せた。追い込み漁で捕獲されたイルカは水族館に販売もされているが、シー・シェパードは販売にも反対している。反イルカ漁をテーマにした映画「ザ・コーヴ」によって、太地町のイルカ漁は世界から批判が集中。漁に支障が出るほどで、シー・シェパードの思惑通りとなっている。

「だからこそ反マグロ漁活動の余裕ができたということなのでしょう。しかし、主張がでたらめすぎる。クジラやイルカは哺乳類で知能が高いと言っていましたが、マグロは魚類。同じ魚類のウナギも数が減っていますが、反ウナギ漁とは聞かない」(政府関係者)

 今後も日本の捕鯨やイルカ漁をめぐっては明るい兆しが見えない。

「シー・シェパード以外にもクジラやイルカの漁に反対する団体はいます。なかには水族館でイルカを展示することや、イルカショーに反対する団体もある」(漁業関係者)と、反対派の活動はなくなりそうにない。

 クジラやイルカ以上にマグロは日本人に食べられている。数が減っていることへの対策は必要だが、過激行動はよくない。