新たな年齢規制導入でアキバからJKビジネス消滅危機

2014年12月27日 12時00分

 女子高生らにマッサージやデートなどのサービスを提供させる「JKビジネス(JKB)」取り締まり強化のため、警視庁少年育成課が来年1月から、18歳未満だった補導対象年齢に18~19歳の高校3年生も加える方針を決めた。

 JKB経営者のA氏は「この決定で現役JKは完全に雇えなくなった。秋葉原のJKBは衰退、または壊滅する。店じまいを決めた人が多い」と語る。“お達し”は女子高生向けで、雇用側に罰則はないが「破れば、労基法違反で摘発されるのは確実」(A氏)。警察当局は今月中旬から各店に“誓約書”を持ってきたという。

 そもそも「肩書なしの18歳」と「18歳現役JK」では何が違うのか。「現役JKは集客力も売り上げも段違い。客は背徳感に金を出すんです」(A氏)

 客は、働くJKのブログやツイッターで学校生活をのぞき見して妄想をフル稼働させる。もちろんJKも「ネタを投下してれば、客が食いつく」のは計算済み。戦いは来店前から始まっている。

 警察の方針変更が絶妙なのはJKの“生まれ月問題”を突いた点だ。業界では「4月生まれでかわいい」JKは長期的に大もうけできるのだ。

「3年生でも早生まれで17歳だと働けない。『同級生のA美(18)はリフレで1日3万~4万円も稼ぐ。ズルい。私は援デリをやろう』と思う子が少なからずいた。女子の横並び意識は強い。でも、これで特権階級が消える。道を踏み外すJKが格段に減る」(A氏)

 一方、警察には批判の声も。あるJKは「じゃあ、風俗で働いてる18歳はどうなの? JKBより過激なサービスをしてるじゃん。学校行かずに風俗してる女子は見放された存在と言われているようなもの」と疑問を投げかける。

 JKが一掃されると、秋葉原は風俗の街にシフトするという声もある。A氏は「高校卒業したJKは4月にはまたグレーな仕事に戻る。現役JKは個人売春に走る。イタチごっこだ」と指摘している。