“大阪の毒婦”巨額遺産を何に使ったのか?

2014年11月22日 09時00分

 夫を青酸化合物で毒殺した疑いが持たれている筧千佐子容疑者(67)が再婚、交際を繰り返し、これまで計8億円以上もの遺産を相続していたことは本紙既報通りだが、その大半を株や先物取引で使い果たしていたというから、驚くばかりだ。同容疑者の周辺では、昨年末に青酸中毒で死亡した夫の筧勇夫さん(75=当時)以外にも、一昨年にバイク走行中に死亡した大阪府貝塚市の本田正徳さん(71=同)ら計6人が謎の死を遂げている。故人の遺産の相続人はすべて千佐子容疑者だった。

 だが、巨額を相続したにもかかわらず、同容疑者は生活に困窮しており、預貯金もわずか。ガスや水道も止められることがあったという。

 そればかりか「1000万円以上の借金があった」(捜査関係者)そうで、知人に金を無心することもあった。

 関係者は「彼女はブランド品を買いあさるでもなく、相続したお金の大半を金融の先物取引や株に投資していた。資産をさらに増やそうと考えたのだろう。だが、高リスクの銘柄ばかりに手を出し、すべて消失したばかりか借金を作ることになった」と話す。投資や経営の才能は全くなかったようで「1994年に最初の夫ががんで亡くなったあと、千佐子容疑者は夫が経営していた印刷会社を引き継いだが、わずか数年で潰してしまった」(同)という。

 そうして金が底をつくと、同容疑者は新たな“エモノ”を探し、結婚相談所へ…。筧さんが亡くなる直前にも結婚相談所を通じて、少なくとも2人とお見合いしていた。

「その際、男性に求める条件は『年収1000万円以上の高齢者』。まるで夫が亡くなるのを見越しているかのようだ」とは捜査関係者。

 いまだ容疑を否認する千佐子容疑者だが、自宅からは青酸化合物を詰めるために入手したと見られる空の服薬用カプセルが押収されるなど、外堀は着々と埋められつつある。