引退撤回し衆院選出馬意向の石原慎太郎氏…若手では票取れない「次世代の党」

2014年11月19日 07時00分

 次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が、次期衆院選に立候補する意向を固めたことが17日、分かった。複数の党幹部が明らかにした。比例代表単独か、小選挙区の重複かは今後、党内で検討する。

 石原氏は14日、党所属の若手議員から出馬を促された際「もう年もいっているので、体力的にきつい」などと不出馬を示唆した。

 藤井孝男選対委員長は17日、党所属国会議員に対する次期衆院選立候補の意向確認を始めた。

 しかし、石原氏の出馬を不安視する声もある。永田町関係者は「選挙カーに登れないほど体調が悪かった時期もあった。比例代表なら応援演説がほとんどだが、どこまでできるのか」と指摘。

 実際、昨年、軽い脳梗塞を発症して以降、体力低下が著しく、いまでも本会議への出席は相当、こたえるという声がある。

 かつて同じ釜の飯を食った維新の党関係者は「82歳ということは(任期が4年だから)『86までやらせてください』ってことで、理解されにくい。前回の選挙では石原氏と同世代の人がエールを込めて投票してましたが、2度目となるとどうだろう。もう休ませてあげては?」と話す。

 次世代の党で票が取れそうなのは石原氏ぐらいか。衆院比例は政党の得票数に応じて、各党の当選者が決まる。石原氏は強力な援軍となるし「やはり体力的にきつい」として石原氏が辞めても、次点の候補が繰り上げ当選となる。

 それにしても、引退したがっていた本人を若手議員らが引き留めたというが、看板通りの“次世代”の党になるのはいつなのか。