中国から逆上陸した“謎の雑貨店”の不自然キャッチコピー

2014年11月07日 11時00分

 中国の謎の雑貨店が日本に上陸していた。それは「名創優品」。どこか「無印良品」をほうふつとさせる名称であり、中国の店の看板や一部の商品にはカタカナで「メイソウ」と書かれたユニクロと似たマークが。さらにメイソウという響きは、日本の大手100円ショップ「ダイソー」を連想させる。思わず「ムム!」となる要素が多く、話題になっている。

 同社のサイトによれば中国を中心に100店舗以上を展開し、毎月20~30店がオープンしているという。この勢いのカギとなっているのが、日本のイメージ。中国国内の店舗では「100%日本品質」とうたい、ポスターや商品パッケージにも日本語が。ただしその言葉は「国際に有名レジャー百貨ブランド」「今の生活が好き!だから、名創優品」「あなたの毎日を明るく奏でる“明奏”の一瞬を」とぎこちなく不自然だ。

 中国に頻繁に行っている輸入商社社長(46)によれば「店舗に『日本時尚休閑百貨品牌』と書いてあるんですが、これは『日本の流行カジュアルブランドが勢揃い』という意味。中国人は間違いなく日本の会社だと思っていますよ」という。

 日本のイメージを前面に出しているが、実は最近まで日本に店舗はなかった。商品の多くは中国製。店もほとんどが中国国内だ。しかし、ホームページに「創設者」として登場するのは「文化服装学院卒業」の三宅順也氏という日本人。こうしたネジれたような要素が絡み合い、一部で注目が集まっていた。

 その日本1号店が今年7月に東京・池袋にオープン。9月には東京・早稲田に「早稲田旗艦店」もオープンした。早稲田は旗艦店といってもコンビニほどの大きさ。価格帯は200円~600円。中国ではダイソーのように10元(185円)均一ということだが、日本では戦略を変えており、商品は女性向けの雑貨が中心だった。

 いわば日本に“逆上陸”したメイソウ。これから本当に“日本発”の企業となるのか。