【関連】大野さんが家出をして現場の部屋にほぼ住み込むような状態になった後、女から家事をさせられていたとみられることが17日、分かった。


 伊予署のこれまでの捜査で、遺体の全身に多数の皮下出血があり、一部はかなり以前のものだったことが判明。同署は女が暴行により家事を強要していた可能性もあるとみて事情を聴いている。


 現場の市営住宅に住む女性によると、大野さんが買い物袋やごみ袋を持って女の部屋に出入りしたり、部屋の周辺を掃除したりする様子を何度も目撃したという。


 近隣に住む男性も「大きな荷物を背負わされたりしていたようだ」と証言した。


 5人家族で食器洗いや洗濯物が多く、保育所への送迎など、家事のすべてを強要されており、17歳の大野さんにとっては、かなりの重労働だったようだ。大野さんは市営住宅に出入りしていた当初は、アルバイトをしていたが、家事が負担になり、アルバイトを辞めた。家事を嫌がると、女が長男や長女らに暴行を指示していたという。