真夏の怪!? カブトの首塚

2012年08月14日 18時00分

 千葉県柏市の森の中で、胸や腹が食いちぎられ、頭だけになったカブトムシの惨殺死骸が300匹近く発見された。

 

 現場は柏市内の住宅地から車で15分ほどの沼地と森林の自然区域で、昼夜とも人出はほとんどない。記者が森に入ると、沼ではウシガエルが鳴き、カルガモは水浴びし、バッタ、トンボ、セミなど様々な昆虫が見られた。しかし、驚くことにクヌギなど広葉樹の周辺はカブトムシの大量殺りく現場と化していた。

 

 同行した動物ジャーナリスト佐藤栄記氏は「カブトムシのような甲虫を好んで食べる動物はいない。食料に困った何かがカブトムシを捕食した際、硬いツノだけ捨てたのでは」と推測する。散乱する死骸の9割にツノが見られた。

 

 死骸の近くに黒い羽が落ちていた。「実は今年、この森のような大量死ではないものの、カブトムシの奇妙な死骸の報告が全国で数件あります。今年はカラスのエサとなるセミが少ない。犯人がカラスならセミの減少が関係しているかもしれません」(佐藤氏)

 

 セミの発生数には周期があり、今年は少ない周期かもしれない。だからといって、カラスが食べ残したカブトムシを一か所に捨てるなどあり得るのか。

 

 佐藤氏によると「カラスがヒキガエルを食べるときに頭部や前脚、背中の皮を残す食べ方と今回のカブトムシの死骸が酷似しています」と“食事作法”からもカラス犯人説が濃厚だが、決定的な証拠はない。

 

「アライグマは甲殻類のザリガニが好物ですし、カブトムシも食べるでしょう。イタチやハクビシン、フクロウなどほかの動物の可能性も捨てきれない」と佐藤氏。首塚のナゾは深まるばかりだ。

 

 

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