韓国紙は25年前に強制連行を否定

2014年08月07日 06時10分

 朝日新聞が慰安婦記事の一部を取り消した。

 欧米諸国で流布されている反日プロパガンダに英文で反論するため、近現代史に関する日本語文献を英訳、発表するなどの活動を行う「史実を世界に発信する会」の茂木弘道事務局長はこう語る。

「『済州島で連行』証言は裏付けられず、というのはもう一つのうそである。現地の調査でうそが判明している。うそが裏付けられている」

 吉田清治氏の「済州島で慰安婦狩りを行った」という講演が朝日新聞の記事に大きく取り上げられたのが、1982年。83年にその講演と同じ内容の「私の戦争犯罪」が、89年にはその韓国語訳版が刊行されている。

 茂木氏は「地元の『済州新聞』の女性記者、許栄繕氏が郷土史家とともに徹底調査をしたところ、そんな事実はなかったことを確認して、89年8月14日付の済州新聞にそのことを報じるかなり長い記事を載せている」と指摘する。

 その記事の中で、郷土史家の金奉玉氏は「1983年に日本語版が出てから何年かの間、追跡調査をした結果、事実でないことが判明した。この本は日本人の悪徳ぶりを示す軽薄な商魂の産物と思われる」と憤慨している。

「もうこの時点で、現地で、吉田のうそは確認されており、90年代以降もなお朝日新聞などが、吉田証言を取り上げていたのは、報道として怠慢の限りである」と茂木氏。

 92年になって歴史学者の秦郁彦氏が済州島でこのことを確認してから産経新聞などが、疑問を投げかけ始めたが、朝日新聞は97年に吉田氏に面会拒否を受けても、「真偽は確認できない」という姿勢だった。

「ただ、吉田証言を取り上げなくなっただけである。吉田の証言などよりも現地の調査の方がはるかに証拠能力が高いのであり、吉田に取材拒否されたからといって『真偽が確認できない』などと言うのは、詐欺のような言い方である。現地で強制連行されたはずの人たちが徹底調査を行って、新聞にその結論が書かれていることを秦氏が発表してからはいくら何でも知っていたはずだ」と茂木氏は語る。