〝わいせつ教師根絶法〟実現へ動く 19年度の処分数は過去2番目の多さ

2021年03月03日 11時30分

 来年度予算案が2日、衆議院で可決されたが、その一方で国会で気になる動きがある。それは“ロリコン教師”の根絶法案だ。

 文部科学省の調査によると、2019年度にわいせつ行為やセクハラを理由に懲戒処分や訓告を受けた公立小中高校などの教員は273人で、過去2番目の多さだった。勤務校の児童生徒や卒業生ら18歳未満の子供が被害者だったケースは126人だった。

 2日にも教師によるわいせつ事件が明らかになっている。東京都内の中学教諭の男が17歳の女子高生にお金を渡してわいせつ行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕されていたのだ。この男は女子中学生にもわいせつ行為をしたとして起訴されている。札幌市では、中学校の教室で男子生徒の股間を触ったとして強制わいせつの疑いで、中学教諭の男が逮捕された。

 教師によるこうした事件は枚挙にいとまがない。子を持つ多くの親は心配でたまらないだろう。

 こうした事情があり、自民党と公明党は「与党わいせつ教員根絶立法検討ワーキングチーム」を設立。教え子などにわいせつ行為をした教師を教育現場から排除できるような法律を作ろうという趣旨で政治家たちが集まっている。検討が進めば、今国会に関連法案を提出するという。

 職業選択の自由との兼ね合いなど問題はあるが、野党にも前向きな意見があり、実現度は高い。

 そもそもどうして教師にこの手の事件が多いのか。ロリコン趣味の40代男性は「教師は普段から生徒とのコミュニケーションに慣れているので、たとえ他校の生徒でも会話がかみ合うのです。今、どういうゲームやアプリがはやっているのか、どんな悩みを抱えがちなのか分かっている。それゆえ手を出しやすい。普通のサラリーマンなら10代少女と話は合いません」と解説した。

 法律での規制は待ったなしだ。