コロナワクチン接種希望者増えたが…医療従事者が語る感染プレッシャー

2021年02月19日 11時30分

医療従事者の本音は…(ロイター)

 新型コロナワクチンの医療従事者への先行接種が18日、長野や岡山、広島でも始まった。ワクチンの搬入も相次ぎ、接種は各地で本格化している。

 小池百合子都知事はこの日、医療従事者向けに開設したワクチン接種専用サイトに4万人以上の接種希望者が登録したと明らかにした。医療従事者対象の接種施設は600か所以上選定し、ディープフリーザー(超低温冷凍庫)の配置も進めていると説明。「経費に予備費を充て、円滑に進めたい」と述べた。

 今後は実施地域が大幅に拡大する予定で、来週には対象の全国100病院全てで接種が始まる見込みだ。

 これに伴い、都が開いた新型コロナのモニタリング会議では出席した有識者が「今後のワクチン接種に向けて多くの医療従事者を確保しなければいけない。必要な配置のためには新規感染者数をできる限り抑え、医療現場の負担を減らしておくべきだ」と指摘した。

 ワクチン接種の開始前は、先行接種ができる医療従事者の間では副反応についての懸念から消極的な声も上がっていた。だが、現在は違うという。

 ある医療従事者は「最初は副反応のリスクから希望制ということもあり、ワクチンの接種を受けるかどうかを決めかねていた。でも今は、周りで接種を希望する人も多い」と明かす。

 とはいえ、積極的な理由ではないようだ。

「もし、ここで接種をせずに、新型コロナに感染してしまったら、『接種をしていないから感染した』などと言われてしまうかもしれない。今はそういったプレッシャーも感じているので、接種を希望することにした。この機会を逃したら次いつ受けられるかも分からないので」と同従事者。イスラエルの研究では、ワクチンの予防効果は94%というデータも出ているが、接種後は副反応が現れる可能性もあるため、慎重に考える必要がありそうだ。

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