「政権交代」目指す立民・枝野代表の足を引っ張る〝蓮舫問題〟

2021年01月31日 20時47分

オンラインで会見を行った枝野代表(立憲民主党提供)

 立憲民主党の枝野幸男代表(56)が31日、都内のホテルで開いた定期党大会終了後に会見を行い、菅義偉首相(72)の新型コロナウイルス対策を批判し、次期衆院選で政権交代を目指す意欲を表明した。

 合流新党として初めての党大会は、新型コロナ感染防止のため、オンライン形式で実施された。

 菅首相は「先手、先手を打つ」と新型コロナ対策を強調。だが、現状は緊急事態宣言下でも、感染拡大が止まらず、医療崩壊の状態になっている。

 枝野氏は菅首相の新型コロナ対応を「終息に向けた中長期的な見通しと、対策の科学的根拠について国民が納得できる説明を欠いています」と厳しく批判。自民、公明とのコロナ対策の違いを「われわれは感染拡大を封じ込める〝ゼロコロナ〟。徹底した補償と支援」とした。

 菅首相は第三次補正予算でGoToトラベルに1兆円を計上し、衆院を通過させた。これを受け立民内からは「今緊急にやるべき施策か。一度決めたことを変えられないのが菅政権の欠点。観光業や飲食店にはGoToではなく、直接補償すべき」と指摘する声が出ている。

 枝野氏は「業界団体などの上の方の人たちの話を聞いてやっている政治では、危機のときの、困難に直面している人たちの声を受け止めることはできない。その典型がGoTo。失敗によってのダメージは、全体が受ける」と話した。

 しかし、次期衆院選で政権交代を目指すには、党の広報責任者で、代表代行を務める蓮舫氏(53)の「負のイメージ」が払拭できるかだ。

 蓮舫氏は菅首相の施政方針演説の原稿をツイッターに〝フライング〟投稿したが、謝罪をせずに波紋を広げた。27日の参院予算委員会では首相を激しく責め立てたことがネット上で「他人に厳しく自分に甘い」と大ひんしゅくを買った。

 枝野氏は、蓮舫氏に注意や処分をしたという発表をしていない。党内では「枝野執行部のやり方に不満がないといえば、それはウソになります」と複雑な声さえ上がっている。

 枝野氏は、まずは蓮舫氏の問題に対処した方がいいのかもしれない。

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