日本のブラジル 群馬・大泉町に“公式ソング”誕生

2014年05月16日 11時00分

“日本のブラジル”大泉町で村山町長、JOYらがMV撮影

 サッカーW杯ブラジル大会(現地時間6月12日~)まで1か月を切って、日本中がウキウキ、ソワソワし始めた。そんな中、“日本のブラジル”といわれる群馬県大泉町が異様な盛り上がりを見せている。このほどW杯開幕に合わせ“公式ソング”も誕生。本紙は村山俊明町長(51)ら町全体を巻き込んだミュージックビデオ(MV)撮影に独占潜入した――。

 人口約4万1000人のうち、約1割がブラジル人という大泉町。町の至る所でブラジル人や日系人の姿が見られ、ポルトガル語の看板がやたら目立つ。

 ブラジル・サンパウロ州のグアラチンゲター市とは姉妹都市で、毎年9月には「大泉カナバル」というサンバコンテストが開かれる。

 すでにW杯前にブラジルを体感しようと、サッカーファンが大泉町を訪れる現象が起きている。この勢いを加速させそうなのが、W杯に向かって町を盛り上げる“公式ソング”の誕生だ。

 村山町長は「ブラジルの方と日本人の『共生』は、なかなか難しい面もある。スポーツなどで懇親を図らないと。今回のブラジルW杯が一石を投じる起爆剤になればと思う。“輪になって”というタイトルも町に合っている。やるなら(AKB48の)『恋するフォーチュンクッキー』を超えるぐらい、日本中に大泉町をアピールしたい」と期待を込める。

 気になる曲は、片桐舞子と河井純一からなる2人組音楽ユニット「MAY’S」のミニアルバム「VIVA!!! SUMMER COVERS~Dancin’ In The Round~」(6月25日発売)収録曲で、多くのアーティストにカバーされてきた名曲「WAになっておどろう」。14日に大泉町で同曲のMV撮影が行われた。

 地元高校のダンス部を中心とした約30人のほか、30人近い町役場の職員も役場前で踊り、ブラジル情緒タップリのスーパーやレストランも舞台となった。ハーフタレントのJOY(29)や、お笑いコンビ「デニス」の植野行雄(31)らハーフ芸人たちも集合。さらに、サッカー日本代表の本田圭佑(27)の物まねでブレーク中のじゅんいちダビッドソン(39)が登場すると、自然と町民からは大歓声が巻き起こった。

 自らも踊った村山町長は「頑張った! 非常に緊張しましたが、これが町の一つのアピールになれば」と満足げだ。

 W杯開幕戦となるブラジル―クロアチア戦(日本時間6月13日)は町でパブリックビューイングを予定するなど、今後も盛り上がりを見せそうだ。