エジプト代表「偽物ナイキで十分」

2012年08月02日 18時00分

 ロンドン五輪に出場しているエジプト選手団に同国の五輪委員会から、バッグやウエアなど米スポーツ用品大手ナイキの偽ブランド製品が配られていたことが発覚した。

 

 米CNNによると、ナイキの偽商品が判明したきっかけは、シンクロナイズドスイミングのエジプト代表ヨムナ・ハラフ選手によるつぶやきだった。同選手はツイッターで、選手村などで着用するために支給されたウエアなどが〝なんちゃってナイキ〟だったことを告白。「例えば大きなナイキのロゴが入ったかばんに、アディダスのジッパーが付いている。もらったものはヘンなものばかりだった」と明かした。

 

 エジプトでナイキ製品の販売を手掛ける唯一の正規代理店によれば、エジプト五輪委員会が、ある業者から「ナイキの商品を半額で提供できる」と持ちかけられ、その話に乗ったのだという。

 

 その後、納入したのは中国の業者で、五輪委幹部はインチキ商品だったことを把握しており「偽物で十分」と発言していたことも分かった。

 

 エジプトでは昨年、ムバラク大統領を辞任に追いやった革命があったばかりで、経済状況は依然不安定。今回のトホホな事態が発覚した後、エジプト五輪委は「経済的理由で正規品が買えなかった」と釈明した。

 

 これに対し、ナイキ側は「選手たちは正規のナイキ製品を使用するべき」として無償提供を決定する太っ腹。エジプト選手団のアフマド団長は「とてもうれしい知らせだ。ナイキに感謝します」と大喜びだった。