理研も恐れる「小保方親衛隊」の圧力

2014年05月09日 09時00分

「エア実験と思われるのは情けない」と語ったという小保方氏

 テレ朝も理研も“親衛隊”の攻撃目標にされる!? 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)がSTAP細胞論文の不正認定に対する再調査を求めていた問題で、調査委員会は7日、「その必要なし」と結論付けた。これに“小保方愛”の熱狂的ファンが激怒。その矛先は同氏を笑いのネタにした6日放送のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」で司会を務めた田村淳(40)にも飛び火し、ツイッター上では「マジ死ね」と過激メッセージがはんらん。理研やテレビ各局は、本人よりも“小保方親衛隊”の動向に戦々恐々としている。

 7日時点で本人側は連絡を受けていないが、再調査を求める小保方氏の訴えは却下となった。不正と認定された画像の切り貼りなどに「悪意はない」と一貫して主張していたが、理研の内部関係者は「小保方氏は先月の釈明会見で、写真の切り貼りは『見やすくするためにやった』と故意であることをうっかり認めている。理研では故意=悪意という理論。その時点で『再調査なし』は既定路線だった」と話す。

 再度の不服申し立てはできない仕組みになっており、小保方氏側への通知が完了すれば規定上、同氏の研究不正は確定する。今後は論文の撤回勧告、懲罰委員会で処分を検討する。当然、同氏側は猛反発し、法廷闘争の構えだ。

 それ以上に怒っているのが、インターネット上で「親衛隊」とやゆされる同氏の熱烈なファンたち。ネット上には非公認のファンクラブもあり、今回の決定に「許せない!」「徹底抗戦だ!」と爆発寸前だ。

 すでに“犠牲者”も出ている。6日放送のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」で女芸人の大久保佳代子(42)が久保方と称して小保方氏のものまねを披露するや、放送直後から大炎上。番組MCの淳が自身のツイッターで「収録は結構前だったから、久保方さんの所が放送されるかなぁと心配してたら、普通に放送に♪ 流石ロンハースタッフ!」と褒めると、一部のユーザーから「おまえの嫁が人より何倍も努力しててちょっとしたミスで世間から人権侵害するような笑いのネタにされたらどうなんだ?マジ死ねってクズが」と物騒な書き込みが…。

 これに淳が「匿名で死ねって言う方がカスだろ?♪ そもそも理研否定派だし…週刊リテラシー(淳出演の他局番組)見ろ!」と反論したが、火に油を注いだ。テレ朝広報部は「ご批判を含めて様々なご意見をちょうだいしています」とした。

“小保方ネタ”といえば、3日放送予定だったフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」で、「阿呆方氏」に扮した重盛さと美(25)が頭をはたかれる予告シーンが公式サイトで流れたが、批判が殺到し“お蔵入り”となった。この件では、小保方氏代理人の三木秀夫弁護士が2日に抗議文を送付。7日に同局の亀山千広社長宛てに内容証明が届けられている。

「三木弁護士は『人権侵害だ』と放送倫理・番組向上機構(BPO)に訴えることもにおわせています。他局に対するポーズの意味合いの方が強いのでは? 局が恐れているのは、小保方ファンが番組スポンサーに抗議電話をかけまくることです」とはテレビ関係者。

 理研もそんな小保方シンパに戦々恐々だ。理研広報によると、現時点で小保方ファンからの抗議電話はないというものの「問題が発覚した2月下旬から、小保方さんを擁護する人からの批判の電話は100件以上は来ていると思います」。続けて「会見をやったりすると、抗議電話は来ます。今回? あぁ~。そうですね。覚悟はしています」と本音をこぼした。

 三木氏は放送を自粛した「めちゃイケ」について「放映による実害はないが、事前の予告動画で侮蔑的な言葉(=阿呆方さん)が使われ、ネットなどで半永久的に残る。人権感覚がないとしかいいようがない」と厳しく批判した。

 一方、テレ朝の「ロンハー」の大久保による小保方氏のモノマネについては「私も小保方氏も放送を見ていない。今後はこちらが何か対応をするというのではなく、どうとらえるか皆さんがそれぞれで考えればいい」とそっけなく話した。

 小保方ファンの暴発はもう誰にも止められないだろう。