いま日本中で「深海魚」が空前のブーム

2014年05月09日 11時00分

深海ザメ「メガマウス」をさばく長谷川氏

 いま日本中で「深海魚」が空前のブームだ。水族館の展示はもちろん、深海魚料理なども人気を博している。旬な物には飛びつくテレビ局も「数字が取れる」と揃って番組で取り上げるほど注目度が高い。

 深海魚ブームの発端となったのは、初めてダイオウイカの撮影に成功した昨年1月のNHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」だ。これをキッカケに様々な深海魚がフィーチャーされることになり、ダイオウグソクムシやオオグソクムシといった“キモカワ系”深海魚は、ぬいぐるみなどが爆売れするなど大人気だ。

 このブームを見逃すわけがないのが、テレビ局だ。「昔からテレビ界では、子供や動物を出せば視聴率が上がると言われてきました。今では深海魚も、そこに並ぶくらい視聴率を持っていると言われており、各局こぞって深海魚を出しています」とテレビ局関係者。

 6日には神奈川・横浜中華街にある「ヨコハマおもしろ水族館」で「第4回 深海祭りin赤ちゃん水族館」が開催された。同水族館名誉館長の、“焼津の深海おじさん”こと長谷川久志氏による深海ザメの解体ショー、また深海ザメとオオグソクムシの試食会が行われた。家族連れなどが多く集まり、普段はなかなか目にすることができない深海ザメの解体に驚嘆の声をあげていた。

 焼津の漁師で、深海魚界の第一人者でもある長谷川氏のもとには、テレビ出演のオファーが殺到しているという。「これまで423回テレビに出ました。テレビのことは何でも聞いてください」と冗談めかして、おどけてみせるほどだ。まだまだ深海魚ブームは終わりそうにない。