マスクで鼻覆わず7度注意でアウト コロナ禍での入試は問題山積み

2021年01月18日 11時37分

東京大学赤門前(写真はイメージ)

 大学入試センター試験の後継となる初の大学入学共通テストは17日、全国の会場で第1日程の2日目が実施され、多くの受験生が試験に挑んだ。教科は理科と数学で、実社会で使われるデータを示した複数の資料を分析する内容もあった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、試験会場では引き続き感染防止策が徹底された。

 大学入試センターは17日、数学で試験監督が時間前に終了を告げるミスがあり、岐阜協立大で30人、静岡大で11人の計41人が再試験の対象になったと発表した。センターによると、岐阜協立大では試験監督が勘違いして1分早く終了させた。浜松市にある静岡大の会場では、大学が日常的に使っている時報が鳴り、試験監督が15秒前に試験を終わらせた。

 また、茨城、東京、静岡、鳥取の4都県で計4人が不正行為をして失格になった。うち東京の1人は、マスクで鼻を覆うよう何度も注意したのに従わなかったためとしている。1日目の試験中、特別な理由を申請していないのにマスクから鼻が出ていたため、係員が覆うよう試験中に6回注意。「次に注意を受けると失格になる」と伝えたが、7回目も従わなかった。

 センターは受験生向けの案内やホームページで、「常にマスクを正しく着用してください」「口と鼻がしっかり覆われていて」などと告知。病気などの理由がある場合、前日までに申し出れば別室受験を認めるとしていた。

 第1日程の終了を受けて予備校関係者は「監督者のミスがあったのは、試験運営慣れしていない大学職員、派遣会社からのスタッフ等によって試験を運営するケースが多いようです。しかし、都内の会場でも、コロナ対策の換気のためか、運営本部の扉を全開にして、答案集計が外の通行人から丸見えなど、運営の緊張感が感じられませんでした。試験官がぎごちなくて不安になったとの受験生の声もありました。予備校の方が試験運営慣れしているかもしれません」と語った。

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