3月末に週刊誌に路上で男性と熱烈キスをしている様子を撮られた共産党の“アイドル”吉良よし子参院議員(31)はどうしているのか。

 永田町関係者は「当初は処分やむなしとの声も聞かれました。というのも最近の共産党は気が緩んでいるんですよ。昨年、幹部しか見られないメモがネットに流出したこともありました。見せしめも兼ねて処分も、ということです」と明かす。

 吉良氏が撮られた相手は同党党員の男性。地下鉄のホームや公園などで公然とキスを繰り返していた。吉良氏はすかさずツイッターで交際宣言。人前でいちゃつくのは大人としていかがなものかという指摘はあれど、独身同士の恋愛だけに、セーフといえばセーフ。とはいえ、そこは“確かな野党”といわれる共産党。厳しく対処する可能性も、なきにしもあらずだった。

 22日、吉良氏は反TPP(環太平洋連携協定)のデモに参加。路チュー騒動後も何事もなかったように政治活動に勤しんでいる。

「処分はなさそうとみています。というのも、党内で『ここで処分したら国民は引くんじゃないか』と懸念する声があったから。共産党はだいぶ柔らかくなってきていて、ニコニコ動画に出演したり、ゆるキャラを作ったり、志位委員長がツイッターを始めたりイメチェンを図っています。独身の恋愛で処分は、この流れと逆行しかねません」(別の永田町関係者)

 昨年の参院選で大躍進したように、共産党にとって今は党勢拡大のチャンス。ネット選挙解禁を受けて、若者向けのホームページを作成するなどして“お堅い”イメージの払拭に努めているようだ。