“発明王”ドクター・中松氏が小保方氏をフォロー

2014年04月17日 16時00分

自身の発明ノートを見せる中松氏

 発明家のドクター・中松氏(85)が16日、都内で「発明の日(4月18日)」を記念した記者会見を行い、渦中の小保方晴子氏(30)をフォローした。

 この日、上司の理研・笹井芳樹氏が会見し、謝罪する一方で「最終段階で参加した」「特殊な共同研究だった」と責任逃れと思える発言も連発。小保方氏だけに“非難”が集中する状況に、中松氏は「小保方さんのやり方は非常にマズかったかもしれないが、だからといって小保方さんだけが不正をしたのか。上司を含め、理研は彼女だけに責任を押し付けているように見える。袋叩きするのじゃなく、若い研究者を育てようとしてほしい。でないと将来を背負う科学者が生まれない」と語った。

 今年1月に英科学誌ネイチャーに「STAP細胞」に関する論文が発表されたが、中松氏は「科学者は(1)筋を通す(2)他人のまねをしない(3)研究は実用化を目指して人類のために役に立つことを目指さなければいけない」と展開。小保方氏を含めた理研は「僕から見たら、ネイチャーに急いで出した裏には“ノーベル賞がほしい”とか功名心が先立ってしまったように思う。ネイチャーに出したいではなく、病気を治したいという思いの方が強かったら、こんな問題にならなかったのかもしれない。本当の科学者じゃない」と糾弾した。

 中松氏は自身の発明ノートを小学校時代から書き始め、事細かい記述で、現在まで数十冊に上るという。小保方氏は調査委員会に提出した2冊の実験ノート2冊を含めトータルでも4~5冊しかないといわれるが、中松氏は「多い少ないとかじゃなく『全部公開しろ』という声はあるが、公開したら他の国にまねされてしまうし、それでは知的財産を守れなくなる。外国が勝手に特許を取って、知的財産が失われる可能性もある」と公開しない姿勢にも理解を示した。