新型万能細胞「STAP細胞」論文をめぐって9日に会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)。約70日ぶりに公の場に出る小保方氏が“異様なテンション”を示しているという。

 心身の状態が不安定と診断され、7日に大阪府内の病院に入院した小保方氏。本人をよく知る関係者は「心療内科に入院しているらしい。精神的には、かなり“きている状況”。突然ハイになったり、極度に落ち込んだり…」と明かす。

 小保方氏の胸中は山あり谷ありだった。「最初にSTAP細胞の論文を取り下げるように言った若山(照彦山梨大)教授に対し、『信頼していたのに裏切られた』といろんな人に電話をかけまくって、ボロクソに言っていました」と明かす。一方で8日朝には「不安な気持ちでいっぱいです。支えてください」と代理人の三木秀夫弁護士に不安を漏らした。
 代理人側は会見にあたって「小保方晴子の心身の状態に配慮して頂ける方であること」との要望を出した。これは何を意味するのか。

 小保方氏に近い関係者は、「彼女は“キーワード”を言われると、突然覚醒したかのようにまくし立てることもあるみたい」と明かす。会見中、質問次第では覚醒モードに突入する恐れがあるから、要望を出したのだ。

 3月末に週刊新潮に直撃された際、一度は取材を拒否したものの「STAP細胞」という言葉を聞くや、人が変わったように話し始めた。その他のキーワードは、「捏造」、理研の「笹井芳樹副センター長」の名だ。

「小保方氏は公私共に笹井氏と仲が良かった。一部の週刊誌で男女の関係の疑惑まで出たくらいだから。会見で『心身の状態に配慮』というのは、笹井氏の名前を出さないでほしいと、暗に要求しているのでしょう」(前出の関係者)

 三木氏は、会見で小保方氏が“錯乱状態”になった場合、ドクターストップならぬ“弁護士ストップ”による中止も示唆した。その基準については「泡を吹いたりしたら私が止めます」と説明した。その注目会見、ドタキャンなしに行われるのか。