宅配業者装う「スミッシング」に騙されるな! 恐怖の不正アプリがあなたを加害者に

2020年12月18日 11時30分

 コロナ禍で宅配便を利用するケースが増えたのに加え、年末年始はお歳暮、お年賀でさらに利用が増えそうだ。そんな中、不在通知の「偽SMS被害」が全国で相次いでいるという。

 携帯電話のSMS(ショートメールサービス)に突然、「お客様宛てにお荷物のお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください」とのメールが届く。実在の宅配業者名と、サイトにつながるURLが付いている。

 宅配業者が電話ではなく、メールと専用サイトで手続きするようになったのかと勘違いしがちだが、実際は偽サイトに誘導するためのワナだ。SMSとフィッシング詐欺を合わせた「スミッシング」と呼ばれるもの。

「手口は大きく2種類あり、偽サイトにアクセスさせ、不正なアプリをインストールさせるものと、ID・パスワードなどの個人情報を入力させるものがある」(国民生活センター)

 同センターへの相談件数は昨年の2倍の4000件超。スパムメールに日頃から慣れている人は偽SMSを無視できるが、慣れていない人や高齢者のほか、コロナ禍で実家の両親や親戚と会う機会も減り、宅配便の利用が増え、つい本物と思い込むケースもあるという。これにだまされるとどうなるか。

「不正アプリをインストールすると、その人のスマホから、同じ偽SMSが勝手に海外を含む他の人へ多数送信され、身に覚えのない通信料が発生し、知らない間に加害者にされる。ID・パスワードを入力すると、勝手にスマホのキャリア決済で電子マネーなどが購入されたりする」(対策ソフト業者)

 被害金は契約者の責任として返ってこないケースが多く、各携帯電話会社は不正アプリの解除方法をサイトで告知し、迷惑メール防止などのセキュリティーソフトの活用を呼び掛けている。本物の宅配業者はこうしたSMSは送らないので、無視が一番だ。

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