ロシアの大手航空会社アエロフロート傘下の格安航空会社(LCC)ポベダの旅客機(乗客102人)が、飛行ルートの軌跡で男性器を描いたことで、同社の幹部が解雇処分となったという。ロイター通信が伝えた。

 11月11日、ポベダのモスクワ発エカテリンブルク行きのフライトが、予定航路を大きく変更し異常な飛行経路をたどったことが報告されて明るみに出たという。

 民間航空機の位置をリアルタイム表示するウェブサイト「フライトレーダー24」で確認すると、航路はまさに男性器。なぜ…。

 ロシアメディアからは先日、ロシアの人気サッカー選手のアルテム・ジューバと思われる男性の自慰行為ビデオが流出したことで、ジューバが代表チームから外されたことを受け、同選手を支持するためのものであったという見方がされている。

 ポベダの取締役会はこの件を受けて、幹部の一人も解雇したという。親会社のアエロフロート社は、ポベダが取締役会を開いたことは認めたものの、コメントを差し控えており、ポベダおよびロシア航空当局もノーコメントとしている。