論文騒動の裏に“理研の利権争い”?

2014年03月16日 16時00分

理化学研究所・神戸研究所

 小保方晴子氏(30)の論文騒動の裏には“理研の利権争い”があった!? 小保方氏の勤める理化学研究所(理研)は、国内唯一の自然科学の総合研究所で独立行政法人だ。理事長はノーベル化学賞受賞者の野依良治氏(75)。

 元理研職員いわく「周りを見渡せば、東大や京大出身ばかり。小保方さんクラスなら年収約800万円ほどで、75%の家賃補助も出る。あと、私がいた当時、食堂のそばやうどんは75円でした(笑い)。至れり尽くせりです」。

 そんなエリート集団にも実は“格差”があるという。理研の主な研究所は国内に5か所で、本社は埼玉県和光市にある。

「理研にも競争があって、実績で群を抜いているのが本社。逆に小保方さんのいる神戸研究所は格が一つ落ちる印象。成果を上げないと研究予算が削られることもあるので、功を焦ったのかもしれない」(同)

 実際に今回の論文では第三者機関などの入念なチェックを行わず“見切り発車”で発表したのでは?と疑われている。

 内部関係者は「論文を発表する際、社内で何回も会議を行うが、今回はいつになくスピーディーだったと聞いている。神戸研究所全体で『本社にばかりいい格好はさせない』という気持ちがあったのかも」と語る。

 だが、それが理研全体の名誉を著しく傷つける結果になっては元も子もない。「何でこうなったんだ!?」と激怒したのは、ほかでもない野依理事長で、この日の会見でも小保方さんを「未熟な研究者」と言い放った。

「本社の職員も、理研全体の問題とは認識しつつも、今回の神戸研究所には不満を持っています。あの野依理事長に頭を下げさせたのですから。芸能界で言えば、ジャニーズ事務所の人気タレントの後ろで踊っているジュニアの不祥事に、ジャニー喜多川社長が謝罪するようなものですよ」とは前出の元理研職員。

 STAP細胞の真偽が最終的に「クロ」となれば、野依理事長の責任も問われかねない。理研は2015年4月に新設される特定国立研究開発法人の候補になっているが、それにも影響を及ぼす可能性が高い。