これも時代か…日清パワーステーションが配信特化型ライブハウスに

2020年11月14日 06時15分

日清PSについて語る月光恵亮氏

 第2次バンドブームの1988年3月に開業し、98年6月に閉鎖した東京・新宿のライブハウス「NISSIN POWER STATION(日清パワーステーション)」が、日本初の配信特化型ライブハウス「日清食品 POWER STATION[REBOOT]」として生まれ変わることを日清食品が発表した。11月21日に西川貴教の無観客ライブでオープンする。

 1990年代にヒットメーカーとして栄華を極めた月光恵亮プロデューサーは本紙にこう語る。

「日清PSは、当時すごくお世話になりました。Moonlight Rock’n Roll Showという3日間のイベントを、僕があの頃に手がけていたアーティスト総出演でやりました。形は違えど時代に合わせたスタイルで復活したのは、素敵なことだと思います。音楽家はみんなコロナ禍の現状に困り果てていますからね」

 ライブなどのイベント開催も徐々に緩和されてきたが、再び新型コロナ感染者が増加傾向でいつどうなるか分からない。

「無観客の配信だけのライブハウスは、米国ではコロナ以前からスタートしてますし、日本もようやくサブスクリプションの時代がリアルにやってきたのかなと思います。こういう形態が全国規模でもっと増えると違った意味で音楽はもう一度、大きなヒットを生み出せると思います」(同)

 また、今月発売のディッセンバーズプロデュースの洋楽カバーアルバム「ロックデッドストック」に参加しているREACTIONのベーシストの反町〝YUKI〟哲之も本紙にこう語る。

「かつてデビューしたバンドREACTION、その後のDEVILSともに、たびたび演(や)らせていただき、両バンド解散ライブも日清PSだった。思い出深い場所が再スタートを切るとのこと、まずはおめでとうございます。配信のみということで複雑な心境ではありますが、コロナ禍で新事業を立ち上げることに大変意義がある。敬意を表します」

 配信特化型ライブハウスで新しい音楽の可能性が生まれそうだ。

【関連記事】