生活保護費受給者がカネをつぎ込む“違法ゲーム喫茶”に潜入

2014年02月15日 20時00分

 大阪・大阪市の“西成”は日本最大のドヤ街として多くの日雇い労働者を受け入れてきた。路上で寝ている人もいれば、日雇いの仕事にあぶれて朝からヤケ酒を飲んでいる人もいる。公園ではノミ屋の前で競馬中継のラジオに熱狂している人も。パチンコ店もスロット店もあるが、西成のギャンブル好きが通うのは違法なゲーム喫茶だ。本紙が潜入した。

 そのゲーム喫茶店には看板がなく、営業しているのか、そもそも店なのか普通の民家なのかもわからない。しかし、ドアを開けると、客がいて、「8ライン」と呼ばれるスロットやポーカー、花札のゲームに興じていた。

 西成事情通は「レートは10円から。飲み物も飲み放題だし、最初は暇つぶしでやっていたのがどんどんハマっていくパターンは多い。なかでもハマるのが『8ライン』という9画面あるスロットゲーム。レートは10円からといっても8ラインでベッドを重ねれば1回200円以上かかる」と明かす。

 8ラインは“悪魔のゲーム”と呼ばれるほど中毒性が高い。

「その単純性から、覚醒剤乱用者などが特に好んでやります」(同)

 10円では満足できなくなり、レート20円の台に座ったら最後。1日中ハマって10万、20万円と消えていく。

「警察が来る場合に備えて、外に監視カメラをつけてるけど、今まで摘発されたことはないですね。まあ、闇カジノに比べて、賭けてる額が少額だから、警察も見逃してくれてるんじゃないかな。それよりも怖いのはタタキ(強盗)。負けた客が中国人とつるんで、バット持って押しかけてきたことも1度や2度じゃない。といってもこの店には現金をあまり置かないように徹底しています」(同事情通)

 無料のドリンクバーなどもあり、ゲームをしないで歓談する客の姿もあった。非合法な“裏カジノ”というより、西成の庶民の社交場だ。

「もっとレートの高い店もありますよ。客はたいてい生活保護の受給者で、支給日に5万とか平気で使います。年中無休で24時間営業。シャブの売人も出入りしていて、目をギラギラさせてほとんど寝ずにゲームと格闘しているやからもいます」

 こうした非合法なゲーム喫茶は犯罪の温床と言われている。絶対に興味本位で足を踏み入れるべきではない。