中国人も笑っている“テロ記念館”

2014年01月27日 08時00分

 韓国人の“愚行”に対する中国人の本音が見えてきた。中国黒竜江省のハルビン駅に19日、オープンした安重根記念館に現地の中国人から「何でだ?」と疑問の声が噴き出している。安重根は1909年に初代韓国統監の伊藤博文を同駅で射殺した独立運動家で、韓国では“義士”として英雄視される人物。韓国の朴槿恵大統領(61)が昨年6月に訪中した際に安重根の石碑建立を提案。両国が極秘に建設を進め記念館にまでグレードアップしたが、当の中国人たちは「意味が分からない」とバカにして、むしろ怒っていることがわかった。

 安重根記念館が開館した19日、安倍内閣の菅義偉官房長官(65)は「安重根は日本の初代総理を殺害し、実刑判決を受けたテロリスト」と語った。反日行為を称賛する韓国内で安重根が英雄視されるのは仕方のないところだが、他国のテロリストの記念館を造られた中国の一般人はどう思っているかは、実に興味深い。

 中国人ジャーナリストは「実は、中国人の多くが、疑問の声を上げています。中国版ツイッター『微博』でも理解不能という意見がほとんどですね」という。書き込みのいくつかをピックアップしてみると…。

「安重根のために記念館を設けるだって? それはつまり、暗殺が称賛されるべき行為と理解してもいいわけ? 全くのデタラメだ。利益のためにどんな屁理屈な話も生まれるもんだね」

 中国でも反日教育が行われているが、その中国でも、安重根は暗殺者という位置づけのようだ。その記念館設立だけに痛烈な批判も展開された。

「ハルビンに安重根記念館を建てるなんて、無知すぎる笑い話だ。中国で外国人のために記念館を建てるには、その人が中国の解放に貢献しているか、中国の発展に貢献しているかが普通。だが、安重根の場合はそのいずれにも属さない。彼はただ自分の国、つまり高麗国(朝鮮)のために暗殺行為をしただけだ。彼よりも記念すべき中国人が何千、何万もいる中で、高麗人にこびを売る行為は中華民族の恥だ」

 内政に関わる言論統制が当然のように行われる中国だが、安重根に関しては自由な書き込みが多数ある。

「安重根は韓国人にとっては英雄、日本人にとってはテロリスト、我々中国人にとってはただの高麗種(朝鮮人)だ。まぁ、記念館のおかげで韓国人がもっとハルビンに旅行に来てくれると万々歳だけどね」

 そもそも中国人にしてみれば、韓国人の主張に耳を傾ける必要性を感じている人は少ないという。

「隣国ではあるけれど、歴史的背景から見ても、韓国で何か大きなことが起きても“高麗種が何やってんだか”程度にしか受け止めない。要するにライバルとか、大切な隣人という意識はあまりないんです」(中国のメディア関係者)

 多くの中国人にとっては、たとえ韓国の「反日の象徴」であっても、不可解で、むしろいまいましい記念館のようだ。