「Go To」キャンペーン 「宿泊料割引額」急な大幅引き下げの激震

2020年10月12日 11時30分

 現在行われているGo To トラベルキャンペーンで、ここにきて一部旅行予約サイトで宿泊料の割引額が突然、大幅に引き下げられ、利用者に激震が走っている。

 ある旅行サイトのホームページ上では、この週末にかけて突然、宿泊料が35%オフとなるクーポンが、1泊あたり最大3500円の割引に変更されたことが発表された。これまで宿泊予約の割引額は最大1万4000円だったが、今後は3500円。以前と比べて4分の1になってしまい、おトク感を感じづらくなった印象だ。

 別のサイトでは、1会員あたりの利用上限枚数が1枚までに制限される変更が告知された。

 引き下げの理由について、旅行サイトを運営する各社はホームページ上に「国からの相当額を使い切ってしまう」「配分枠不足」「より多くの人に利用してもらうため」などと表示している。人口の多い東京がキャンペーンの対象に追加されたことが、引き下げ要因の一つとみられる。

 突然の変更発表に、キャンペーン利用予定者は動揺を隠し切れない。サイト経由で高級旅館の予約を検討しようとしていた旅行者は、SNS上に「予告なしで引き下げは、あり得ない」「もっと早めに予約をしておけば…」などと投稿で心境を明かしている。

 旅行代理店関係者は「キャンペーンで、全国各地の観光客や宿泊客は約2倍に増加した。だが小さな民宿や安い宿は、以前のキャンペーンの性質上、その恩恵を受けていなかった」と言う。今後は安い宿も需要アップが見込まれそうだ。

 前出の関係者は「サイト予約を利用する場合は、割引額の変更や利用上限回数の制限などの情報をイチ早くキャッチして、行動した方がいい」と注意を促している。