都知事候補の“風俗政策”は?

2014年01月19日 08時00分

細川護熙元首相(左)と舛添要一元厚労相

 いったい誰が都知事になったら風俗業界を盛り上げてくれるのか。東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)は、なぜか脱原発が争点になりそう。東京五輪や防災などまっとうなテーマは数あれど、東京の風俗政策も気にはなる。同業界関係者の頭には、石原慎太郎元都知事(81)による浄化作戦で痛手を負った負の記憶が残る。トップの鶴の一声で、業界の運命が左右されるだけに「原発だけで決めてほしくない」のが本音だ。

 選挙戦の構図は小泉純一郎元首相(72)がバックにいる細川護熙元首相(76)と、自公の支援を受ける舛添要一元厚労相(65)が混戦模様を抜け出し“2強”。宇都宮健児氏(67)や田母神俊雄氏(65)らが追い掛ける展開が予想される。元首相タッグにより脱原発が争点に浮上し、東京五輪ですらかすみつつある。

 新都知事によって東京の未来が決まる。もちろん風俗業界もだ。かつて石原都政は規制強化やそれに伴う摘発で東京・歌舞伎町の風俗店を壊滅させた。そのトラウマは業界にまだ残っている。風俗情報誌「俺の旅」(ミリオン出版)の生駒明編集長は「東国原(英夫)氏は出なさそうなんですね。残念です。彼ならうるさくなさそうだったんですが…」とため息をつく。

 確かに候補者の顔ぶれを見る限り“お堅い”人ばかりで風俗と結びつきそうもない。ところが、業界が望む人物が1人いるという。

「細川氏がいますね。彼は風俗に理解がありますよ。なぜなら以前、熊本県知事をしていましたよね。熊本といえばソープランドが全国的に有名です。一時期は福岡の中洲以上と評判なくらいでした。そんなソープ街を県知事として浄化に動いたなんて話は聞きません。都知事となっても吉原を潰したりはしませんよ」と生駒氏。

 ソープ街は熊本市の中心街に位置している。ほかのソープ街なら特別サービスにあたる「ナマ中出し」が通常プレーに組み込まれている店も多く、全国から人がやって来るほど人気だ。

「やはり殿様だけに城下町における遊郭の役割が何たるかを為政者として分かっているのでしょう。遊郭は経済を潤すし、なければ逆に治安が乱れます。『必要だ』と口には出さなくても理解はあるはずです」(生駒氏)

 一方の舛添氏は政界一の“艶福家”として知られる。結婚は3回、愛人との間の子供が3人いると報じられているが「女好きなのはいいのですが、風俗との接点が見えません」(同)。

 生駒氏は「都内では鶯谷が風俗で有名ですが、ここが浄化されたら働いている女性たちの雇用がなくなります。都知事には広い視野で考えてもらいたいですね」と注文をつけた。