ソープ防火対策の改装を阻む法律の壁

2014年01月07日 10時50分

 兵庫県神戸市で5日午前3時50分ごろ、ソープランドで爆発が起こった。店舗の地下で男性従業員が消臭スプレー缶のガス抜きをしていたところ、何らかの原因により引火。地下1階と地上1階が焼けた。4人の男性従業員が病院に搬送され、女性従業員(20)も煙を吸って軽症だという。

【関連】なぜ今?「吉原ソープ摘発」の狙い



 現場は滋賀・雄琴と並ぶ関西で有名なソープ街・福原。爆発があった店は若い泡姫が多いと評判は上々だったようだ。ネット上で「臨時休校のお知らせ 学園内メンテナンスのため、しばらく休校となります」と告知しているが、再開はなかなか難しい。


「神戸と聞くと栄えているイメージですが、福原のある一角は古い建物ばかり。ほかのソープ店も似たようなものです。というのもソープは建物の新設や改築が条例で厳しく規制されているからです。このままいけば建物はボロくなり、いずれ営業すら危ぶまれるようになります」(風俗業界関係者)

 2008年に北海道札幌・ススキノにあるソープランドが炎上し、死亡者が出る事故が起きた。同店は地元消防局から「防火対策が十分でない」と改善要請を受けたが対処していなかった。ただ、防火対策のため店内改装をすれば、新規出店扱いとなり、営業許可が出なくなる可能性もあった。全国のソープランドが似た事情を抱えている。

「当局が浄化を優先すれば、ソープなど店舗型風俗は建物の老朽化により自然消滅していってしまう。改築を認めてくれるなら防火や防災の対策ができると思います」(前出の関係者)

 爆発した店で姫始めをと考えていた殿方もいるだろう。客の安全を守る防災対策としての改築くらい認められやすくしてもいいのではないか。