アベノミクスで投資家ばかりが儲けた一方で、庶民にとっては消費税増税が決まったり、特定秘密保護法が公布されるなど、2014年は厳しい年になりそうだ。そんな暗い未来を吹き飛ばすべく、ラッキーUMAとして知られるスカイフィッシュの写真を大公開。スカイフィッシュはその形状から、竜に見立てられるなど幸運をもたらしてくれる存在ともされる。そんな幸運UMAが、なんとアダルトビデオの撮影中に写り込んだのだ!

 2013年11月21日、都内のスタジオで、山本美和子主演のAV「陰獣夫人」(14年2月7日、オルガから発売)の撮影が行われた。午前11時ごろ、作品に入れる予定の景色を庭で撮影していた。監督の貞邪我(てい・じゃが)氏によると、「わざと逆光を狙って、キラキラ輝くような木の葉を撮った」という。

 その日は、その他のシーンの撮影も含め順調に終了。その場では何も異変に気づかず。その後、編集作業を進め、撮影から約1週間後、編集スタッフから監督の元に「大変です。庭の景色を撮ったシーンなのですが、ノイズが入ってしまって使えません」と緊急事態を知らせる電話が入った。

 監督は「そんなはずはない」と思い、すぐ確認作業に入った。しかし、監督が見ても、確かにノイズらしきものが入っていた。そこでノイズの正体を確認するためスロー再生した。

「うわ~っ!と驚いちゃいました。これは大変なモノを撮っちゃったと。どう見てもスカイフィッシュでしたから。そのまま再生したのでは、ただのノイズにしか見えません。写っているのは推定で0・2~0・3秒くらいじゃないでしょうか。それが、消えてはまた写り込み20~30秒おきに計3回写ってました。コマ送りで見ると、円を描くように動いて見える場面もありました」

 当初は編集スタッフが「使えません」と判断した“スカイフィッシュ映像”だが、監督は「これはノイズではない。せっかくスカイフィッシュが写ったんだから」と、作品にそのシーンを入れるべく編集作業を進めている。うまく一時停止したり、スロー再生すれば、スカイフィッシュが確認できるという。

 オカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏は「シャッタースピードを遅くして飛行する昆虫を撮影すると、スカイフィッシュの映像となるのは既に広く知られている。中には昆虫とは思えない巨大過ぎる被写体があったり、虫が飛ばないような高度での写真があったりして、一概にすべてが昆虫とは言いづらいのもあるが、今回のは昆虫の可能性もある」と指摘する。

 それにしても、今回のは“ザ・スカイフィッシュ”とも言うべき、典型的な形をしたものだ。

「上空に昇っていくスカイフィッシュの映像はアートとして素晴らしく、まるで竜神が天に昇っていくように見える。UMAアート写真としては一流ではないだろうか」と山口氏。

 捕獲していない以上、本物のスカイフィッシュかどうかは確認できない。しかし、「わざと逆光を狙った」(貞監督)効果もあり、光の中をスカイフィッシュが泳ぐ、神々しい映像であることは間違いない。