マスク未着用で飛行機搭乗拒否された男の言い分

2020年09月14日 11時00分

 また飛行機でマスク未着用が問題になった。12日、北海道の奥尻空港から函館に向かう飛行機でマスクの着用を拒んだ客が機長からの指示で降ろされた。飛行機は30分遅れて出発した。

 マスク未着用による搭乗拒否は7日の釧路発関西空港行きの飛行機に続いて2度目。ホリエモンこと堀江貴文氏はツイッターで「ひどい話だ」と憤慨。「ほんとマスク同調圧力やめてほしい」と嘆いてもいる。

 本紙は、奥尻空港で飛行機を降ろされた男性客に接触し、話を聞いた。この男性は30代会社員で観光のため奥尻に来ていた。マスクの着用を拒否したのは持病のためだという。

 運航会社の北海道エアシステムに対して「マスクを執拗に強制してきて、その場では『マスクしないと他の人にうつす可能性があるから、マスクをしないと安全阻害行為になる』と言ったのに、後になって『マスクしない理由を答えなかったから安全阻害行為』と言っている」と納得いかない対応だったと指摘した。

 奥尻に行くときは別の運航会社の飛行機を利用していた。「行きでは(マスクをしない)理由は聞かれなく、席を変えてくれました」と何事もなかったという。

 結局、男性は翌日(13日)になってフェリーで島を出た。延泊やフェリー代は自腹だった。今後は「まずは国交省に相談します」と話している。

「今回、当事者になって初めてマイノリティーの方々が同調圧力とかで大変だということが分かりました。これからはそうした人に寄り添わなければならないなと思いました」と男性は騒動を振り返った。

 立て続けに起きたマスク未着用による搭乗拒否については世論も賛否が分かれている。ツイッターでは「マスクしてないやつは飛行機乗せるな」という強硬派がいる一方、「搭乗拒否はやりすぎ」と同情派もいる。議論は続きそうだ。