レジ袋有料化2か月で見えた課題 「エコバッグ万引き」増加中

2020年08月27日 11時31分

 プラスチックごみ流出などの環境問題に配慮し、7月1日に始まったレジ袋有料化から2か月が経過しようとしているが、ここに来て多くの問題が浮上している。

 海外では約30年前からレジ袋の無料配布を廃止し、エコバッグを持参する買い物が一般化している国も。だが、新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大した今は、エコバッグを何度も使い回すのは、衛生的に良くないという見方も広がっている。

 このため外国では、新型コロナ感染への懸念から、マイバッグの使用を禁止する動きもある。日本の政策は海外と逆行しているとの見方もある。

 また最近では、レジを通していない商品をエコバッグに入れ、支払いをせずに店外へ出るという万引き行為が増加。犯人は、商品を持ち出す隠し場所としてマイバッグを利用しており、警視庁などは7月以降の万引きの検挙数の増加に懸念を示しているという。

 あるスーパーの店員は「飛沫拡散防止として、レジには客と店員の間に大きなビニールの仕切りがある。レジを通していない商品を判断するのは難しい」と明かした。

 京都では26日、エコバッグなどを万引きしたとして、窃盗容疑でアルバイト店員で韓国籍の女(51)が府警宇治署に逮捕された。7月12日午後6時ごろ、宇治市の大型商業施設内の生活雑貨店で、エコバッグ5点と保冷バッグ1点の計6点(計約1万4000円相当)を万引きした疑い。

 女の自宅からはエコバッグ約150点が発見されていて、女は「インターネットのフリマサイトに出品していた」と供述。転売目的で犯行を繰り返していたとみて、同署は余罪についても捜査中だ。

 エコバッグ需要が急速に高まる中、コロナ禍ならではの問題も浮上し始めている。早急な対策が必要だ。