合流新党「期待しない」が67・5% ケンカ別れのイメージ払拭できるか

2020年08月24日 11時30分

 合流新党は厳しい船出となりそうだ。

 共同通信が22、23日に行った全国電話世論調査を公表。安倍晋三首相は24日に佐藤栄作元首相の持つ「連続首相在職日数」記録を更新(2799日)したが、安倍内閣の支持率は7月の調査に比べ2・8ポイント減の36・0%と芳しくない。政府の新型コロナウイルスへの対応について「評価する」が34・0%、「評価しない」は58・4%。GoToトラベルが不評を買ったのだろう。

 内閣支持率の下落を鑑みれば、野党への期待が高まってもよさそうだが、そうはなっていない。立憲民主党と国民民主党の合流新党が9月中にもできる方向だが、調査ではこの合流新党について「期待する」が22・0%、「期待しない」が67・5%と安倍内閣よりも厳しい評価が下っている。

 永田町でも与党関係者から「ケンカ別れしたのになんでまた一緒になるのか」と突き放す声が出ている。実際に立民関係者は与党関係者からそう言われたという。

「いや、今回は違うんです。我々は小池百合子都知事に排除されたんですから。別れたくて別れたのではなく、泣く泣く別れさせられたんです。確かに民主党時代にはケンカしたかもしれません。でも今回は違いますから!」と立民関係者は強調する。

 すっかり忘れてしまった人もいるだろうが、経緯を振り返れば、2016年に民主党と維新の党が合わさって民進党が誕生。その後、小池氏率いる希望の党との合流案が浮上。「あのときみんな一緒に行けると思っていた」(前出関係者)というが小池氏の排除により、枝野幸男氏らが立民を立ち上げていた。

“帰ってきた民主党”と言われる合流新党だが、ケンカ別れではない民進党に戻ると言いたいわけだ。もっとも国民の受け止め方は違う。「期待できない」イメージを払拭できるか。