岡山でもコロナ対策システムが好評 各自治体独自開発で国はすでに用なし?

2020年08月13日 11時30分

伊原木隆太・岡山県知事

 新型コロナウイルスの感染拡大を独自の方法で阻止しようと試みる都道府県が増えている。

 岡山県は12日、新型コロナ感染拡大を防ぐ通知システム「もしサポ岡山」を導入し、県立美術館で初めての運用が行われた。

 これはLINEを活用したもので、県内の飲食店や劇場、イベント会場などに県がQRコードを無料で発行。施設の入り口などに掲示されたQRコードを利用者がスマートフォンで読み取ることで情報が登録される。新型コロナの陽性者が発生し、不特定多数への感染の恐れが高いと判断した場合、同じ時間帯に施設を利用した人にLINEで通知する仕組みだ。原則として通知が来ると、PCR検査を受けられる。

 岡山だけでなく、こうした独自の通知システムは宮城や神奈川、大阪、岐阜、京都でも運用されている。どれも陽性者が発生した場合、同じ施設を利用した人に通知される仕組みだ。

 一方、国が配信している新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」は、近距離無線通信規格のブルートゥースを使って陽性者と接触した距離や時間などを通知するものだ。

 陽性と診断された利用者が、保健所から発行された番号をアプリに入力することで接触者に通知が届くシステムだが、番号が届かず陽性登録ができないなどといった問題点が指摘されている。

 国が配信するアプリに比べて、各自治体が導入している通知システムは仕組みが分かりやすく、QRコードを読み取るだけで登録できる点などが比較的簡単で、利用者にも好評のようだ。

 岡山県の担当者は「国が配信するアプリのように感染者との接触を距離で把握するのではなく、イベントや施設など多くの人が集まる場所を訪れた際に登録してもらうことで集団感染の拡大を減らす狙いがある」と説明した。

 もはや、国の政策には頼っていられないということか?