左派の汚物攻撃の標的に? 韓国で〝親日派〟2人の処遇巡り大揺れ

2020年07月20日 14時00分

先日自殺した朴元淳ソウル市長(ロイター)

 韓国のニュース専門テレビ局「YTN」が19日に「日韓関係の悪化で注目…嫌韓書籍なぜ売れるのか」と報じたように、日韓関係は戦後最悪と言われている。現在、韓国では日本と関係があった2人の人物の死後の処遇を巡って揺れている。

 一人は今月10日、99歳で亡くなった朝鮮戦争の英雄・白善燁(ペク・ソンヨプ)元陸軍大将だ。日本でも「白将軍」として知られる。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「朝鮮戦争では常に第一線で戦い、米軍からもその武功がたたえられた人物です。白将軍の遺体はその功績をたたえ、多くの功労者、愛国英雄が眠る大田(テジョン)の顕忠院(国立墓地)に埋葬されました。ところが、白将軍が日本統治時代、満州国軍の少尉だった経歴が“親日派”認定され、一部与党議員や市民団体から、顕忠院から追い出せとの声が上がっているのです」と語る。

 大田顕忠院といえば、本紙既報で、“親日派”認定された元憲兵の墓が昨年、「歴史問題研究会」なる左派系市民団体によって汚物攻撃を受け騒動になった場所だ。

 もう一人が、秘書に対するセクハラ疑惑のただ中で先日、自殺した朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長だ。

「朴市長は準国葬といった扱いでテレビ中継されました。セクハラ疑惑は事実上、不問に付され、むしろセクハラ告発をした秘書に脅迫まがいの非難が殺到しているようです」と但馬氏。

 しかし実は、朴市長は、「歴史問題研究会」の初代理事長でもあった。

 但馬氏は「その朴市長の愛車がレクサスであり、ここへきて、“隠れ親日派”という声も上がっています。また、野党議員によれば、彼の父は併合時代、朝鮮人の軍事徴用の先頭に立っていた人物であったとのことです。となれば、もはや言い逃れのできない親日派の子孫ということになります。朴市長は自分がつくった歴史問題研究会の会員によって、墓が汚物攻撃を受けるという悲喜劇の主人公になるやもしれません」と指摘している。